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2011年7月19日火曜日

No.05 もふくちゃん(株式会社モエジャパン代表取締役)






アキバ系アイドルビジネス最前線
秋葉原から世界を目指す萌え系女社長



No.05 もふくちゃん
株式会社モエジャパン代表取締役
@mofuku
http://ameblo.jp/mofukushacho/

1983年、東京生まれ。23歳の時に秋葉原にてアキバ系アイドルライブ&バー『ディアステージ』の社長に就任。今はアニソンDJバー『MOGRA』も運営する、株式会社モエジャパン代表取締役。


ー 今や秋葉原文化を語るうえで、欠かすことができない存在のもふくさん。秋葉原で萌え系ライブ&バー『ディアステージ』とアニソンDJバー『MOGRA』を始めたきっかけを教えてください。

大学生の時、秋葉原のメイド喫茶で友達になった女の子達が今まで出会った誰よりも面白くて衝撃を受けました。アイドルやアーティストなど様々な夢を持っていて、それに向かって真っ直ぐで、話をしているうちにこの子たちと一緒に何かをしたいなと思ったんです。
当時秋葉原では歩行者天国で女の子達が歌って踊るパフォーマンスが盛り上がっていて、毎日ライブができるライブハウスをやろう!と。すぐに場所を見つけて女の子達のライブが見れるバー『ディアステージ』を始めました。


ー 社長に就任したのは23歳のときだとか、すごく若いですね。

最初は右も左もわからなかったですね。でも『ディアステージ』をオープンして半年以上たった頃、女の子もお客さんも増えて手狭になって、これはビジネスとしていけるなと確信を持ちました。そこで『ディアステージ』を引っ越して、しばらくたってからその空きスペースで『MOGRA』を始めました。


m-floの☆TakuさんなどもDJとして訪れる。アニソンがかかったときはかなりの大盛り上がり


当時は秋葉原にクラブがなくて、アニソンのイベントがあってもみんな代官山とか渋谷へ行ってしまう。秋葉原から始まったカルチャーを別の土地にとられるのは嫌だなと思い、アニソンが楽しめる『MOGRA』を始めました。
アニソン畑の人には他ジャンルの音楽を楽しめる場所として、逆にクラブミュージック畑の人には日本のアニソンやアイドルソングの素晴らしさについて触れてもらえるような、ジャンルレスな空間を目指してきて、今年で二年目。やっと目標を達成できてきたなと実感してます。


ー 今や20代前半の若い人たちが集う話題の箱ですよね。 『MOGRA』が人気な背景に、これまでカウンターカルチャーだった秋葉原の文化がメインストリームになってきた時代の流れがあるんじゃないでしょうか?

確かにこの1年で大きく変わりました。数年前は偏見もあったけど、AKB48の盛り上がりもあって今は逆に世間に求められている感じがします。秋葉原でも今の状況は衝撃的で賛否両論ですね。最近は、普通のファッション誌にもオタクカルチャーの文化が紹介されたり、表紙にまで抜擢されたりなどが増えてきた印象です。


ー 自分たちの文化がメインストリームへなっていくことへの不安や動揺はありますよね。

特に秋葉原の人達は文脈や歴史を大切にします。表面加工やコンセプトが1ミリずれただけでも「ニセモノだ」と言われてしまうのが難しいところ。そうゆう特徴が文化が成熟していく過程で今後どう影響していくのかという緊張がありますね。今年が転換期1年目だと思うので、これから大きく変化していくところもあると思うし、よりギークになっていくところもあるんじゃないでしょうか。


ー 先日、東京コレクションで『ミキオサカベ』のショーを見ました。もふくさんがプロデュースしているアイドル「でんぱ組.inc」がコラボレーションしてパフォーマンスしましたよね。ショーを見にきたモードなファッションを身にまとった人達が初めてオタ芸やライブアイドルを見て、最初はショックで呆然としているのに、そのうちオタ芸の動きを真似して参加していく姿が印象的でした。多様な価値観を持ってる人達が一つのカルチャーに魅了されてる現場はドキドキしますね。

そう感じて頂けて嬉しいです。「秋葉原の出し惜しみしないパワーをファッション業界にぶつけたい」とミキオ君からの情熱を受けて今回コラボレーションをしました。
普通オタクの女の子って内向的で他のカルチャーへ参加していくのを怖がる子が多いんです。でも「でんぱ組.inc」のメンバーは本当に意欲的で、「本物の秋葉原のパワーを見せつけてやりましょう!」と意気込んでいた。現代のパンクスここにあり、と思いました!


秋葉原で活動するアイドルグループ「でんぱ組.inc」。合言葉は「萌えキュンソングで世界に元気を発信♪」


今この時代に誰が戦っているのかといったら、それはアイドルだと思います。今人気のAKB48やももいろクローバーZこそ現代のパンクスですよ。アイドルの歌詞を読むと「何がなんでも勝利を勝ち取るんだ」とか「一番上を目指すぞ」といった、攻撃的な内容が多くて少し恐いくらいです(笑)。
今、若い女の子たちが持っているその強さ、精神力が別のカルチャーと組み合わせても存在が負けない理由だし、私がアイドルに魅力を感じるところですね。


ー 今は大きく成長している秋葉原カルチャーもいつかは成熟という局面を向かえると思います。もふくちゃんは今後『MOGRA』や『ディアステージ』「でんぱ組.inc」をどう展開していこうと考えていますか?

時代は必ず変わっていくので『MOGRA』も『ディアステージ』も違うものに変化して次のステップにいくと思います。あとは山口百恵さんみたいに全盛期にマイクをおくのか、もしくは松田聖子さんのようにマイクを握り続けるのか、選択肢は2つ(笑)。それをこれから考えていきます。
「でんぱ組.inc」は海外へ発信していきたいですね。ファッションやアートが失った初期衝動のようなパワーを秋葉原に感じるので、それを私が世界へ伝えていければなと思っています。


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