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WEBPCをスマート&チャーミングに使いこなすおしゃれな女子を、DIGIGIRL(デジガール)と命名。

東京で抜群の存在感を誇る彼女たちをファッションフォトグラファー・草野絵美が紹介します。

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2012年3月26日月曜日

NO.17 新多真琴(音大生/プログラマー)





アート×デジタルで新しいフィールドを切り拓く
音大生プログラマー



No.17 新多真琴 
音大生/プログラマー
@ar_tama
http://aratamakoto.com

1990年名古屋生まれ。国立音楽大学附属高校ピアノ科から同大学音楽文化デザイン学科に入学。大学ではコンピュータ音楽の作曲を学びながら独学でプログラミングを習得し、アプリやインスタレーション、WEB音楽の制作などもこなす。
昨年は「面白法人カヤック」で4ヶ月ほどインターンを経験し、サービスの制作にも携わった。好きな動物は猫。



ー新多さんとはもともと共通の知り合いがいて、私の会社(Kwl-E)の年末パーティーで出会ったんですよね。それから食事に行ったり私の会社でサービスの開発を手伝ってもらったり…。初めて会ったときに「音大生でアプリも作れる」と紹介されて、そのスペックの組み合わせがとても珍しいと思ったんです!音楽は子供の頃からやっていたんですか?

小さいころからずっとピアノをやってきて、高校も音大附属のピアノ科に通っていましたが、大学進学を目前にして、このままピアノ科に進んでも将来のヴィジョンが具体的に見えないと感じていました。高校では作曲をすることもあり、少し苦手意識も持っていたのですが、「つくる」側にまわりたいという気持ちから、あえてコンピュータで現代音楽を作曲する「音楽文化デザイン学科」に進学することを決めたんです。


ーピアノ科からコンピュータでの作曲というのは大きな転身ですね!難しそうな感じがしますが、パソコンやWEBは昔から好きだったんですか?

小学生のころからインターネットを日常的に使っていたので、コンピュータに対する抵抗感はありませんでした。大学ではプログラムを書くスキルは特に必要ではないのですが、プログラミングの基礎を学ぶ授業があります。そのときにプログラミング自体が面白そうと感じ、先輩に相談したところ「Processing」というものを勧めていただいたんです。これはグラフィックが簡単に書けるプログラミング言語で、自分の書いたプログラムが簡単に反映されていくのが嬉しくてどんどんのめり込んでしまいました(笑)。


 Processingで新多さんが制作したグラフィック。
プログラミングを始めてわずか数日で作ってしまったそう!「主に本を読んだりして独学で身につけました。興味を持ったものにはまっしぐらです(笑)。」と新多さん。



―大学生になってから習得したというのは、すごいスピード! プログラミングでは今までにどんな作品を作ったんですか?

音楽作品やインスタレーションのほかに、音楽文化デザイン学科が年に2回開催しているコンサートのフライヤーやアプリなども制作しています。コンピュータ音楽や現代音楽はまだ間口が広くないので、自分の作ったものを通してもっと多くの人に知ってもらう機会を増やせたらと思っています。

デザインから音楽まで全て新多さんが一人で担当したコンサートの
アプリ。次回は9月6日(木)、下北沢の北沢タウンホールにて開催。
詳細はこちら→ 国立音楽大学 音楽文化デザイン学科 コンピュータ音楽系

それから、去年WEBサービスを企画•制作している「面白法人カヤック」で4ヶ月間インターンをやっていて、実際にサービスのプログラミングやサウンド制作を担当させていただきました。技術的な面でもとても成長できたし、自身の世界も広がりました。


新多さんが制作に携わったサービス、「ピンに聞いてみよう」と「SPACE777


ーアートとテクノロジーを組み合わせて活動している人って少ないですし、今すごく脚光を浴びていて、私自身も気になってるんです!新多さんは熱中してコツコツと作り上げることもできるし、いろいろなフィールドに出ていって世界を広げることもしていますよね。両方できる人はあまり多くないと思うので、尊敬します(笑)。

ものをつくるということに対してずっとコンプレックスを抱いていたんですが、プログラミングと出会ってから、ものづくりを楽しめるようになりました! プログラミングを専門的にやってきた人とは出自が違うことを気にしていた時期もありましたが、カヤックで音楽を作らせていただいたり、作ったものに対する反応が良かったりして、今まで身につけてきたスキルはどこに行っても役立つんだという実感を得ることができましたね。


ーコンプレックスは原動力になりますよね。それに打ち勝とうとすることで、自信を得たり個性になったり…。今後の目標があれば教えてください。

自分の作ったものが媒介になって、人と人がつながっている状態ってとても幸せだと思うんです。私にとって音楽やプログラミングのスキルはそのための手段なので、それが一番体現できる場所に居続けたいですね。あとは、もっと成長したいと思っているので、より自分を負荷のかかる場所に置いていくつもりです。

ーその精神、素晴らしい!音楽はダイレクトに人に伝わるものだから、大きなパワーを持っていますよね。これからもぜひ両方とも続けていってほしいです。新多さん、ありがとうございました。



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2012年2月20日月曜日

NO.16 ステレオテニス(グラフィックデザイナー/アーティスト)








あなたのノスタルジーの扉をノック!
80'sなグラフィックデザイナー



No.16 ステレオテニス 
グラフィックデザイナー/アーティスト
@microhitomi
http://www.stereo-tennis.net/

京都の美術大学卒業後、デザイン事務所を経て、VJやグラフィックデザイナーとして活躍。2005年に拠点を東京に移し、現在は80年代を基調としたカラーを得意とする独自のアートワークを展開。イベントにVJとして出演の他、アパレルブランド (galaxxxy、SPINNS他)とのデザイン商品企画から、アートディレクター、テレビ番組のロゴやオープニングデザインなど、その活動場所は多岐に渡る。



ーヒトミさんのアートワークは、80年代の時代感を再現しているだけでなく個性と斬新さも同時にありますよね。私が今作っている新しい「ポートフォリオサービス」にもぜひ参加してほしいと思っています。
今のようなテイストのアートワークを作るようになったきっかけは?


元々は京都で美大に通いながらVJをしていて、10年くらいになります(学生時代はmicro microという名前で活動)。その後、新しく始めた”80年代大好き女子によるVJユニット”を結成し、パートナーの女の子の家に行ったら子どもが使うようなメラミン食器が未だにあったんですね。そこにプリントされている懐かしいテイストのうさぎとかくまの絵にグッと引き寄せられてしまって。思い出しながら落書き感覚で描いてみたら意外とスラスラ筆が動くんですよ。どんどんやっていくうちに楽しくなってきたんです。80年代って自分で体験したものだから無理なく発信できるんですよね。


ー食器のイラストから始まったというのは驚きです(笑) 。ヒトミさんにとって80年代は実際に経験した時代なんですね。

曖昧だけれど強烈な幼い頃の記憶だからこそ、妄想が膨らんでいくのもあると思います。ブームだからとかウケがいいからという理由で80年代をモチーフにしてるわけじゃないんです。自分の記憶だとかノスタルジーとか、内なるものを自然体でリリースしているので、みんな素敵でかっこいいものを作っているし、私くらいはこういう感じのデザイナーがいてもいいんじゃないかと。最初は友達とかに「ダサい!」とか言われたりもしてたんですけど、続けているうちに意外と受け入れてもらえるようになってきて今はとてもやりやすいです(笑)。


イラストはまず手でラフを描いてから、PCに取り込んで色を付けているそう。動画のアートディレクションや洋服やグッズとのコラボなど発信の形はさまざま。
「誰が見ても、あ、これどこか懐かしいな、子供の頃の気持ちになるな、と思ってほしい」とヒトミさん。




絵は好きだし得意だったので、そういう分野での仕事には小さい頃から興味を持っていました。オザケンとかピチカート・ファイブとか渋谷系アーティストが出てきたときにジャケットのアートワークがすごくカッコいい!と思って、美大に行ってグラフィック・デザイナーになろうと決めたんです。


―渋谷系のジャケットもとにかくグラフィックが活きていますよね! ヒトミさんはファッションにも自分らしさがあってとても素敵だと思います。ショッピングはどういった所でされるんですか?

ブランドとか場所にはあまりこだわらないですね。アートワークでも洋服でも基本的に80年代っぽいのが大好き、小さい頃からみんなと同じなのはすごく嫌で、自分の感性で「イケてる!」って思えるものを求めてます(笑)。今日着ているセーラーズのトップス可愛くないですか?実は「今度、取材と撮影がある」と話したら「じゃあこれ着て行きなよ」と掟ポルシェさんが貸してくださったんですよ(笑)。掟さんはセーラーズ社長も公認のコレクターで、よく一緒にセーラーズ談義をして盛り上がってます。


この日つけていた目玉焼きのピアスは台東区の合羽橋に撮影の小道具を買いに行った時に見つけたものだそう。


ー私も80年代が大好きです。生まれる前のカルチャーなのでDVDやYoutubeで知る部分が多かったんですが、今は誰でもネットを通して情報を得ることができるし、カルチャーやファッションが細分化されていて、みんなに選ぶ自由がありますよね。時代がヒトミさんに追いついてきたんじゃないかと思います。

そうだと嬉しいですね。やっぱり幼い頃に好きだったものとか青春だったりとか、自分の中で大切な部分は誰にでもありますよね。そういったみんなの中にあるノスタルジーの扉を”ちょっとおじゃましまーす”って感じでコツコツと叩くとほとんどの人が響くんじゃないか、って信じてるんです。自分の作ったものが消費されるのは別に嫌じゃありません。表現者としては、みんなの通ってきた大切な部分が繋がっていることが重要なので。


ーなるほど。小さな女の子が好きなモノって昔も今も一緒で、みんなが繰り返し恩恵を受けてるものでもありますよね。だからヒトミさんのアートワークは古くならないと思います。今後はどういったことをやっていこうと考えていますか?

ベースは変えることなく今の感じで続けながら、もっと色んな人に知ってもらいたいし見てもらいたいと思ってます。グッズを作ったりコラボするのでもいいんですが、みんなの心の核になる部分とリンクしつつ、とにかくもっとたくさんの人に「切な懐かしい」みたいな気持ちになってもらいたいんですよね(笑)。

ー私もヒトミさんと一緒に何か作れるのを楽しみにしています! ありがとうございました。



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2012年1月30日月曜日

No.15 坂口綾優(ブロガー)










iphone写真で世界の人の心をキャッチ
Google+で日本一のブロガー



No.15 坂口綾優 
ブロガー
@sakaguchiaya
http://goplus.us/aya

福岡県出身。小さい頃は音楽が好きで、トランペットの練習に夢中だった。高校卒業と共に上京。就職活動をするにあたって自分を印象付ける行動をしようと、iPhoneで撮影した写真をSNSにアップし始める。美しい風景写真などが瞬く間に国内外で話題になり、Google+で日本一の人気ユーザーに。



ー SNS「Google+」で日本一の人気ユーザーになった坂口さんの活動をニュースで知って、以前から凄いなと思っていました。Google+ではiPhoneで撮ったと思えないかっこいい写真を公開していて、いつかお話したいと思っていたんです!
Google+を始めたきっかけは何だったんですか?



新しく目標を見つけようと思ったことと、就職活動などで自己紹介をする時に自分のことを覚えてもらえる何かが欲しかったというのがスタートです。だから最初から「一番になれたらいいな」と思っていました。
ネットに全然詳しくないんですが、今流行っているものは何だろうと考えたときに、SNSやInstagramかなと思って。数あるSNSの中でGoogle+を選んだのは、昨年6月に新しくスタートしたばかりのサービスだったからです。既にあるサービスを後から始めて一番になるのはやっぱり難しい。それから私は日本で無名なので、海外の人からもフォローされるにはどうしたらいいかを考えました。




 
坂口さんのGoogle+ページ
 



ー なるほど。坂口さんがiPhoneで撮影した綺麗な写真は世界中から反響が寄せられていますよね! 一番になろうと行動して、結果的にもなったというのはすごいことだと思います。


SNSやWEBの知識も経験も少なかったので研究は熱心にしました。人気があるユーザーのページやたくさん共有されているものを観察して、人は文字よりも画像に惹かれているらしいということに気づいたんです。そこで写真を撮って公開しようと決めました。
自分が気に入った写真がバズるとは限らないので最初は難しかったですね。今までやってみて私が見つけた反応してもらえる写真の素材は「猫・夕焼け・水」です(笑)。


 

撮影に使っているのはiPhone4S。「4と4S では写真の綺麗さが全然違います。iPhoneが発売されるたびに買うべきかどうか悩まされます(笑)」と坂口さん。
 



ー 面白い! テレビで言うところの「視聴率を取るにはラーメン・犬・子どもを出せばいい」ですね(笑)。私もInstagramで写真を上げるのは好きなんですが、坂口さんの写真は特に景色のものがとてもキレイですよね。撮る時に気をつけていることや景色を撮るコツを教えてください。


景色を撮るときは時間に余裕を持ってじっくりと30分から1時間くらいかけて撮ります。あと、カフェでご飯をするときも写真映えがするようなメニューってどれだろうと、つい考えてしまったり。水分や油分が多いものはおいしそうに撮りやすい気がします。
でも最初は写真のこともわからなかったので、とりあえず目に入るものを何でも撮っていました。今でも食べるものは全部撮ります(笑)。



ー景色を撮影するのに1時間もかけてるんですね! iPhoneは手軽に写真が撮れるツールだと思いがちですが、坂口さんのその姿勢は本気さを感じます。FacebookやGoogle+などの成功しているサービスは、シンプルな機能の中でいかに自分の個性を活かせるかという特性があると思うんですけど、坂口さんが有名になった過程はまさにその特性を利用してるんじゃないかなと思うんです。ご自分の性格が時代やサービスに合っているなと感じるときはありますか?


小さい頃から熱中するタイプではありますね。新しいものが好きで、他のことには脇目もふらずはまったり。それから裏表のない性格だと言われるので、それがソーシャルメディアと合っていたのかなと思います。



今、坂口さんが注目しているものは、Google+の「ripple」という自分のポストがどう拡散されたかがビジュアルでわかる新機能。絵美ちゃんもお気に入りです。
 

ー確かに。嘘はばれるし、情報のスピードも早いですよね。新しいものを求めている坂口さんの性格は常にクリエイティブでいられるし、ソーシャルメディアにもすごくマッチしてると思います。 Google+ではもう1番になるという目的を達成したわけですが、次のステップというか今後のヴィジョンはありますか?


そうですね、ソーシャルメディアはまだわからないことが多いし、これからもっと新しいことが起きそうなので、しばらく今の活動を続けていくと思います。
あと時代を象徴するような新しい何かが出てきたら、やってみたいな(笑)。一番になったことで知らなかった方たちと出会う機会も多くなりました。その中で声をかけてくれる人がいたら、何か一緒にやってみたいとも思いますし。基本的には気楽な気持ちで、その都度熱中できることに出会いたいです。


ー坂口さんのポジティブパワーと今までリサーチして得た経験があれば、新しいサービスとかも作れそうですよね。ロジカルに考えても人の心を動かすことができるし、同じ写真で表現する身として新しい発見がたくさんありました! 坂口さん、どうもありがとうございます。



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2012年1月16日月曜日

No.14 三橋ゆか里(フリーランスライター)








世界のテクノロジー&WEBサービスをいち早く紹介
人気Techライター



No.14 三橋ゆか里 
フリーランスライター
@yukari77

http://www.techdoll.jp
1980年生まれ。小学校6年生から高校卒業までをNYで過ごす。大学卒業後ECサイト運営会社やウェブ制作会社などを経て、2年前にフリーランスライターとして独立。ウェブ・ディレクション、ライター、翻訳、調査案件、コンサルティングなどを行う。2010年公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』の監修も務めた。



ー ライターとして活動されている三橋さんですが、映画『ソーシャル・ネットワーク』の字幕監修に携わられたとか。ITの知識や文化を知っていて留学経験のある三橋さんならではのお仕事だなと思いました。

めっちゃオタクな映画ですよね(笑)。一般の人が観ても内容が理解できるように、また、業界のエンジニアさんが観ても違和感のないように、バランスのとれた表現を考えるのが難しかったです。IT系スラングは流行もあるし面白いものも多いので、あまり一般用語に近すぎても面白みがなくなっちゃいますし(笑)。一緒に完成した映画を観に行った親も、意外と内容をわかっていたみたいで良かったなと思いました。



ー 「メルスケール」とかITの専門用語が映画にでてくることに、DIGIGIRLとしてはすごく感動しました。それから、映画で描かれるギーク像がすごくリアルです!


すごい早口だよね(笑)。ギークを知らない人にも、ギークの雰囲気や印象がしっかり分かる上手な演出だなと思いました。一方で、早口だから字幕にも制限があって、本当に伝えなきゃいけないことを残す作業はすごく難しかったですね。



ー ところで、 IT業界で働く女性は増えていますが、ITを専門にしている女性のライターさんってまだ珍しいですよね。どうしてこの仕事に就こうと思ったんですか?


元々は大学を卒業したら出版社に入りたかったんですが、上手くいかなくて雑誌を販売ITするECサイトに就職しました。新しいことがたくさん起こるITの世界って面白いなと思い、それから転職をしながらもずっとIT業界で働いています。ライターとしてフリーになったのは2年前。ブログやツイッターをみんながやっているタイミングだったのでITの記事への関心も強く、読んでくれる読者がいる環境が出来ていて運が良かったです。早すぎても遅すぎても、全然違ったと思うんですよね。




三橋さんが世界のIT 最新情報を発信するサイト。



私のブログ記事を読んでくれたシリコンバレーの人たちが「僕たちのサービスについて書いてくれてありがとう」という感じで、コミュニケーションが始まることも。彼らも自分たちが作っているものがどう評価されているのか気になって、日々検索しているようです(笑)



ーシリコンバレーで活動している人たちとのコミュニケーションで見えてくる、ITにおいての日本と海外の違いってどんな点にありますか?


シリコンバレーは今でもITの分野では世界最先端の場所です。インキュベーションと呼ばれる、新しいサービスを生みだそうとしている小さな会社が集まった施設があって、そこには世界中の優秀な人やモチベーションの高い人が集まります。システムやサポートも整っているし、上手くサービスを成功させた人たちが、若い会社のアドバイザーみたいになってサポートするという良い循環があるんですね。

それに比べると、日本国内はまだ環境が準備段階なので、新しいサービスを立ち上げるハードルが高いかもしれない。海外のインキュベーションに参加するという選択肢もあるんですが、言葉の壁があってなかなか世界に出ていく会社も少ないです。
それから、これは文化の問題だと思うんですが、アメリカは失敗してもそれが経験になるという考え方を持っています。「Aは苦手だけど、Bは得意だからBをやってもらおう」という柔軟な受け皿もあったりして、失敗してそこで終わりっていうのはないんですよ。新しいサービスを作るにはトライ&アウトの連続なのでそうゆう精神や環境は作り手にとって大事だと思います。


ーなるほど。私も先日シリコンバレーに行って、環境と文化的なモノの違いは大きく感じました。国内のみならず世界のサービスに目を向ける三橋さんですが、ライターとして「おもしろいな」と思うサービスの共通点はありますか?


何に引っかかるかは、フィーリングが一番です(笑)。でもひとつ挙げるなら、サービスを作っている「人」でしょうか。作った人の人柄ってサービスに凄く反映されると思うし、サービスが生まれたストーリーが面白いと、もっと話を聞きたいなと思います。



最近お気に入りのサービス『Path』は、友人数が限定されていて、FacebookTwitterよりも小さなコミュニティでできるSNS。「ユーザーインターフェイスがとってもいいんです」と三橋さん。


ー「サービス」と「サービスを作る人」は必ずセットになっているんですね。
テクノロジーは皆が意識しなくなって初めてすごいと感じさせてくれる部分もあるので、私も生活の一部になっていくようなサービスを作れるよう頑張っていきたいと思います。三橋さん、ありがとうございました!



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2011年12月5日月曜日

No.13 仲暁子さん(ウォンテッド株式会社代表取締役)







新しいソーシャルサービス
「ウォンテッド」を今冬立ち上げる マルチな才女



No.13 仲暁子 
ウォンテッド株式会社代表取締役
@acanocic
http://wantedly.com

1984年生まれ、子供時代をアメリカで過ごす。日本の大学卒業後、投資銀行へ就職。2年で会社を辞めた後、イラスト投稿サイト「Magajin」を立ち上げる。Facebookに入社するも半年で退職し、ソーシャルリクルーティングサービス「ウォンテッド」の開発を2011年3月から始め、今冬公式ローンチ予定。学生時代からの夢は漫画家。



ー 仲さんが作っている新しいウェブサービス『ウォンテッド』、私も9月のプリローンチのときに拝見してとても注目していました(公式ローンチは今年の冬頃を予定)。ところでソーシャル・リクルーティングサービス『ウォンテッド』というのは、どうゆうサービスなんでしょうか?


一言でいうとヒトとヒトが繋がれる"ビジネスの出会い系"です(笑)。
こんな人と話したい、誰かと一緒にプロジェクトを始めたいときに、『ウォンテッド』で仲間を募集できます。その一方で、普段オープンにされてない企業のプロジェクトに参加できたり、気になっている会社の有名社員に会えるチャンスがあります。

『ウォンテッド』の企画・開発を手掛ける仲さん。今はエンジニアと一緒に作っているが、プロトタイプはすべて仲さん1人で制作した。


『ウォンテッド』のサービスを発案したのは今年の3月くらい。そのときは「ヒト」「場所」「モノ」について友達に聞けるサービスを作ろうと考えていました。でも、ユーザーに分かりやすくサービスを使ってもらう為にはm3つのファクターからひとつに絞った方が良いのではと思い「ヒト」にフォーカスしたサービスにしたんです。



ー 新しいことを始めたり、仕事を変えたい思ったときに、『ウォンテッド』を通して色々な出会いがあるのは良いですよね。仲さんも、金融の会社からITの会社へ転職経験がありますが、そういった経験のなかで『ウォンテッド』のようなサービスが欲しいと思ったことがあったんですか?


これから日本でも新しい産業やお金を生み出す仕組みを、若い人がどんどん作っていかないといけないと思うんです。それが一番可能なのはネット業界です。資本もいらないし、コーディングもやろうと思えばすぐできるので作りたいものを形にできます。ネットは今後さらに色々な人にインフラになっていくので、ネット業界に優秀な人達がもっと入っていったら面白くなりそうですよね。



ー 『ウォンテッド』というサービス名を聞いたとき、凄くわかりやすくて惹き付けられる名前だなと思いました。 キャッチーなネーミングを考えるコツはあるんでしょうか?


WEBって、使ってる側からするとあまり考えることなく使えて楽しいけど、作ってる方は実はめちゃくちゃ考えて作っているんですよね。ボタンの位値とか大きさや色、ふっくらし具合を少し変えただけでユーザーの使い易さが大きく変わるんです。ネーミングは忘れられやすいのは駄目、ベタな名前が1番良いです。


仲さんの名刺にも人を惹き付ける工夫あり。名刺に刷られた"笑えばいいと思うよ"の文字は仲さんが大好きなアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の名台詞。名刺交換の時にコミュニケーションが生まれやすいとか。

実は『ウォンテッド』のサービス名は、最初『イモヅル』だったんです(笑)。イモヅルに人と繋がれたら・・・という気持ちでつけた名前だったんですが「もっとユーザー視点で考えなくちゃ駄目」と叱咤されて、今の名前になりました。



ー 『イモヅル』も面白くて私は好きですけど(笑)! 仲さんも私も小学生の頃からネットをしていますが、ヘビーユーザーであることとユーザーサイドの感覚を持つことは別物で、とても難しいですよね。 最後に、今後『ウォンテッド』をどう成長させていこうと思っていますか?


まずは公式ローンチをして、ユーザーの反応をみながらマイナーチェンジをしていきます。まだ立ち上げたばかりなので、今はWEB業界や東京という場所に絞って進めていますが、今後はベンチャーだけじゃなく色々な業種の出会いにも広がりを持たせていきたいので、プロジェクトの成功事例を地道に作っていくのが目標です。


サービスの構想やスケジュールが書かれたホワイトボードには仲さんの描いた漫画も。「ずっと漫画家になるのが夢だったので、ものづくりをする人を応援したいという気持ちが強いです。『ウォンテッド』で出会った人たちや、立ち上がったプロジェクトで、すごい"ものづくり"が生まれたら良いですね!」と仲さん。



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2011年11月14日月曜日

No.12 田中美子さん(WEBデザイナー)







独立間近! 
ガーリーなWEBデザイナーの夢は「グローバルノマド」



No.12 田中美子 
WEBデザイナー
@yoppy445_26
http://yoppy-world.com/

1988年生まれ、鳥取県出身。小さい頃から絵を描くのが好き。大学生時代に友人と2人でデザインユニットを組み、WEBデザインの仕事を始める。情報加工学科を卒業後はITの会社に就職しながら、WEBデザイナーとして企業のWEBキャンペーンサイトなどを手掛けている。


ー 実は、田中さんはtwitterで私(草野絵美)がハントしたんですよね! 作っているサイトがすごくガーリーで可愛いくて、FacebookやTwitterで色々な人と幅広く繋がっているところが "DIGIGIRL" にぴったりだなと思いました。

ありがとうございます! WEBデザイナーとしての活動は友人とデザインユニットを組んで去年始めたばかりなんですが、WEB経由で色々なお仕事の依頼を頂くことが増えてきました。「WEBデザイナーになってお金をもらう」という私のひとつの夢が叶って嬉しいです。

田中さんのデザイナー活動は「名刺つくります」というサイトを作ったのが始まり。自分のデザインをどう広めていこうか考えたときに思いついたそう。


デザインユニットは私がイラストやデザインを担当して、相方がコーディングをします。私は美大やデザイン学科でデザインを学んでいないので基礎はわからないんですが、知らないからこそ固すぎない独特なものが生みだせると思うし、相方はコーディングがとにかく速い! お互いの個性を生かしながら "速い" "安い" "クオリティ高い" この三拍子をチームの強みにして活動しています。

田中さんのデザインユニットのサイト http://namake.mn/


ー プログラムが書けたりサービスのアイディアをだせる人はたくさんいるけど、それを魅力的な可愛いものにすることができない人がWEB周りには多いと思うので、田中さんのようなWEBデザイナーってとてもニーズがあると思います。
今はWEBデザイナー1本というわけでなく、普段はIT系の会社に仕事されているんですか?


そうなんです。平日はスマホのサービスを企画する会社で働いて、夜や土日にデザインの仕事をしています。最近はデザインの案件も大きくなってきて、もっと有名になりたいとか本気で打ち込みたいなって思ってきました。

今、2人で独立して会社を作ろうかと話をすすめているところ。勤めている会社を辞めてフリーで活動している同い年の人達が周りに増えてきて、そうゆう姿を見ると「生き様がかっこいいな」と思うんですよね。


ー WEBを通じて仕事の依頼をもらうことが多いんですか?

自分達の作ったWebを見てもらったことがきっかけだったり、TwitterやFacaebookの繋がりで仕事を依頼頂くことが多いです。

就活のためにtwitterを始めたんですが、大学やバイト先だけでは出会えない人に出会えることに刺激を受けて色々なオフ会に参加するようになりました。最初は友達が増えて行くだけの感覚だったんですが、デザインの仕事を始めると「繋がり」で仕事も増えて、ネット上で人脈を作ってよかったなと実感しています。


ー 先ほど田中さんのデザインノートを見せてもらったんですが、チームワークを保つために色々工夫されているんですね! 特に「Creative Rule 10箇条」は私も真似したい!


デザインのアイディアやラフが詰まったノートの表紙の裏には、田中さんがオリジナルで制作したクリエイティブに関する10箇条が!


1) 朝はちゃんと起きる・眠いときは寝る・時間を大切にする
2) メールはちゃんと返す(24時間以内
3) クライアントのやりとりは、かならず自分で終わらせる
4) 楽しく作業できる環境を創る
5) 月2回以上自分たちが好きな活動をする
6) 土日はムダな予定を入れない
7) 月1回は遠出をする・カフェに行く
8) ネットワーク・チャンスは共有する
9) お互いをビジネスパーソンとして尊重する
10) お金持ち・有名になる


10箇条のなかに「月1回は遠出する」というのがあるんですが、先日も、新幹線に乗りながらデザインとかコーディングをしたい!と思い立って、作業をするためだけに京都に行ってきたんですよ(笑)。 


ー 私もこうゆうの作ろうかな! どの項目もすごくクリエイティブだし、組織をまとめていく真摯な姿勢にすごく共感します。

大きな目標は「グローバルノマド」です。今はネットがあるから、家や会社にいなくてもどこでも作業ができますよね。だから将来は世界を回って世界の文化を吸収しながら仕事をする生活をしたいです!


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2011年10月18日火曜日

No.11 山口碧生 (書家/アーティスト)







日本文化と世界の架け橋に
サンフランシスコを拠点に活動する書道家



No.11 山口碧生 
書家/アーティスト
@aoi_gm
aoiyamaguchi.com

1984年生まれ、北海道出身。サンフランシスコを拠点に活動する書家アーティスト。音楽や映像など融合した書道ライブパフォーマンスやグループ展を行う傍ら、日本復興支援プロジェクト「RISE JAPAN」の企画やアーティスト集団「S.I.R.」を立ち上げる。


ー書道を始めたきっかけは?

6歳の時に母に書道教室に連れていかれて習い事のように始めたのがきっかけです。続けていくうちに書道をもっと追求したいと思い、色々な先生と出会いながら自分のスタイルを追求してきました。

書道を通して"自然に還ろう"というメッセージを伝えたい」という思いは、北海道の大自然に囲まれて生まれ育った山口さんならでは。「自然からできた書道の道具を使って自分を表現することは、アートを通して自然に触れていることだと思ってます。


ー Webサイトでポートフォリオを発信することで、新しい人や活動に出会えることも多いと思います。インターネットをはじめとするデジタルの世界とアートとの良い可能性を感じていますか?

もちろんです!自分の作品のクオリティも大事だけれど、作品をどう発信していくのか「イメージ作り」が大切だと思います。私はWebサイトも自分で作っているし、写真やテキストで活動をレポートしたりしているけれど、プレゼンテーションの仕方が大事だというのはいつも実感しますね。Webサイトも写真がいかに見やすいか、ショーの雰囲気がきちんと伝えられているかということをいつも意識して制作しています。


大学でヴィジュアルコミュニケーションデザインを副専攻にしていたので、グラフィックデザインとWEBデザインは大学で勉強していました。今もフリーランスでwebデザインのお仕事もしています。


ー 現在山口さんは、サンフランシスコで書道のパフォーマンスをされていますよね。先日拝見して、コンテンポラリーなショーの中に伝統的なものが融合していて鳥肌がたちました!

ありがとうございます。パフォーマンスをするようになったのは2004年に渡米してから1年後くらいです。当時、サンフランシスコで日本の伝統的な文化が思ったほど知られていないことに気付き、書道がどういった美学で、哲学で、歴史があるのか、そういったプロセスも含めてみせられたら良いなと思い、始めました。

パフォーマンスでは会場の雰囲気や音楽とか、その場で思い浮かんだ言葉をモデルの体や紙に筆で書きます。自分が取り込んだものすべてをアーティスティックな表現として出すというプロセスを、エネルギーを含めてライブで見せたいんです。
自分の体とシンクロする音楽を聴くと、凄く力強い線がかけたりドラマティックな線が書けたりするのでパフォーマンスでは必ず音楽をパフォーマンスの一部としています。


ー 山口さんが、日本の震災を受けて立ち上げたプロジェクト「RISE JAPAN」について教えて下さい。

震災のニュ-スをサンフランシスコで知ったんですが、とにかくびっくりして凄く心配になりました。報道写真を見ると信じられない状況で、サンフランシスコにいることが逆に苦しくなったりも…。
それで自分の得意としているアートでなにかできないかと思い「RISE JAPAN」というプロジェクトを立ち上げたんです。

http://www.risejapan.us/


サンフランシスコのギャラリーと協力し、仲間のアーティスト達とショーを企画してアート作品を売るプロジェクトです。これまで200人以上のアーティストが全米や日本から作品を送ってくれました。これまで3万ドルのドネーションが集まり、アメリカや東京のNPOを介して支援活動をしています。地震があって大変だと思うけれど、これから日本が変わっていくと思うので、これからも若いアーティストを集めて応援していきたいなと思っています。


ー 世界に進出したい若い日本の人も多いと思います。メッセージはありますか?

言葉の壁があると思うけれど、怖がらないで海外に出てほしいです!思い切ってこっちに来てしまえば繋がれる人もたくさんいるし、アメリカの中でもサンフランシスコは自分のやりたいことを見つけてチャレンジできる街。多文化でオープンマインドな人も多いから活動をサポートしてくれる人も多いし、日本の文化に興味がある人もたくさんいるので良い場所だと思いますよ!


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